多くの建物に必要となるのが、トイレやキッチンなどの衛生設備です。
これらの設備は、人が生活するうえで必要不可欠だといっても過言ではありません。
そこで衛生設備の概要や工事や耐用年数について簡単に解説します。
使用される環境に応じて衛生設備は設置される
衛生設備の工事は、使用される環境に応じておこなわれます。
同じ建物でも、各建物ごとに使用される環境は異なりますよね。
大きな建物もあれば小さな建物もありますし、利用する人のニーズにも合わせなければいけません。
ですから建物ごとに、衛生設備の設置状況は違います。
たとえば多くの人が利用する建物なら、必然的にトイレの数は増やさないといけません。
1フロアに1か所はトイレを設置するなど、利用者がトイレを利用しやすいように設置する必要があります。
また飲食店ならキッチンが重要ですし、一戸建ての場合は衛生設備が一通り揃ってなければ日常生活を送れませんよね。
衛生設備とは人が生活していくのに必要な設備のことで、多くの人が日常的に利用しています。
各衛生設備に使われている部品の交換や調整も重要
衛生設備の工事が完了しても、それですべてが終わったわけではありません。
なぜなら衛生設備の機能を維持するため、継続的なメンテナンスを行わなければいけないからです。
たとえば各衛生設備に使われている部品の交換や調整がそうです。
衛生設備の部品は経年劣化する恐れがありますので、機能を維持するためには保守点検が重要です。
もしも経年劣化に気付かなければ、衛生設備の機能を長く維持できませんよね。
もしも衛生設備の部品の調子がおかしくなれば調整しますし、まったく使えなくなれば交換します。
そうして細かい調整や交換をおこなうことで、衛生設備を長く利用できます。
衛生設備の耐用年数とは
いかに衛生設備の部品の細かい調整や交換を繰り返したとしても、いずれは使えなくなる時がきます。
衛生設備にはそれぞれ耐用年数がありますので、然るべき時がきたら一新することを検討しましょう。
耐用年数はどんな製品を利用するかで異なるものの、おおよその目安はあります。
たとえば流し台の耐用年数はだいたい5年程度ですし、
トイレの便器や給排水をはじめとした衛生設備の耐用年数は15年程度です。
ですので使って15年が経過したら、衛生設備をどうするのか1度は考えなければいけません。
またお風呂のユニットバスや浴槽は、建物と同じ耐用年数とみるのが一般的です。
ただこれらの耐用年数はあくまで目安に過ぎませんので、それよりも短いタイミングで変更するケースもあります。
仮に衛生設備も含めて大がかりなリフォームをする場合は、
それぞれを個別に換えるよりも一気にすべて換えたほうが合理的です。
この場合は、たとえ耐用年数内であっても交換して構わないでしょう。
いずれにせよ衛生設備は建物を機能させるうえで非常に重要な設備ですから、
建物の管理者は衛生設備に常に意識を向ける必要があります。
いつも当たり前のように使っていると忘れてしまいがちですが、
5年や10年など節目のタイミングになったらどうするのか検討したほうがいいでしょう。
いざ何かあって使えなくなりでもすれば、とても困ることになるのは目に見えています。
衛生設備の耐用年数がどの程度なのか、あらかじめ把握しておくことが大切です。
まとめ
人が利用する建物にとって欠かせないのが、トイレやキッチンなどの衛生設備です。
使用される環境に応じて衛生設備は設置され、適宜メンテナンスをおこない部品の調整や交換をします。
またそれぞれの衛生設備には耐用年数がありますので、それを目安にどうするのかを考えるといいでしょう。
衛生設備は人が日常的に利用しています。