施工総合管理を行う施工管理技士・技術系の難関国家資格技術士

主な業務は指導となるのが技術士の役目、建設業界での評価は高いです。

技術的問題点を見つけ正しい指導を行う技術士、施工管理技士の資格目的や業務内容とは異なります。

 

施工管理技士は安全管理や施工計画に施工図作成など、総合的監督指示がメインになるためです。

 

建築工事施工工程をすべて管理するスペシャリスト

建設工事現場では専門的工事が行われており、いくつかのステップで必要になる専門家が集結しています。

各々好きに作業をしてはまとまらず、現場指導を行いまとめる役割が建築施工管理技士です。

 

施工全体を通して管理するのが施工管理、現場で施工作業を行うわけではありません。

施工管理技士は工事を総合的に俯瞰し管理する立場、品質やスケジュール管理、施工管理では予算管理も含みます。

 

膨大な仕事量と責任の重さの建築施工管理技士、工事の規模が多くなると1名ではなく、複数で対処することもしばしばです。

施工管理技能士は専門的に施工管理を取り扱う、試験必須の国家資格になります。

 

技術系資格は複数ある中で、最高峰とささやかれるのは技術士です。科学技術関連の技術的高度専門技術をもち、なお且つ専門的高等応用能力を有することが認められます。

 

実務経験も豊富に持つ者と認定される、それが技術士資格です。

 

施工管理技士と監理技術者、技術士の違い

建設現場では複数名の作業管理者の存在が一般的、施工管理技士と監理技術者の違いはわかりにくい部分です。

施工管理技士に任される業務は監理技術者と大枠同様、しかし1級国家資格保有が要件となる監理技術者に対し、2級でも施工管理技士は名乗れます。

 

2級国家資格保有者は監理技術者とは異なり、名称は主任技術者です。

監理技術者には認められる一定条件の建設現場、2級国家資格保有者の場合施工管理はできません。

 

指定7業種で1級国家資格保有者が監理技術者、指定7業種で1級または2級国家資格保有者が施工管理技士です。

専門分野への技術上の問題を解決できる、ハイレベルな専門応用能力を持つ者と認められるのは技術士、技術系の国家資格として権威ある資格になります。

 

技術士の検定偏差値は1次が60、2次は70といわれるほど難易度は高いです。

建設業界以外での認知度は現状低いものの、国から能力があることを認定されます。

 

結果的に技術士資格保有者は、顧客や企業からの信用も得やすいです。

施工管理技士資格取得は多くの恩恵享受につながる

施工管理技術検定の受験資格として、受験にあたり実務経験が必要です。

受験資格を有しているか事前確認も必須、学歴により必要な実務経験年数は異なります。

 

第1次検定では四肢択一マークシート方式学科試験、第2次検定では記述式実地試験が、施工管理技術検定の試験スタイルです。

横ばい推移の施工管理技術検定合格率、難易度として年々試験内容は難しくなっています。

 

人手不足も課題の建設業界にあり、施工管理技士保有者は貴重な人材です。

難しくなる試験も突破し合格を勝ち取るには、試験対策を十分に行う必要があります。

 

安定需要がある1級建築士施工管理技士、公共事業受注も1級建築施工管理技士が所属している方が有利です。

2級は主任技術者のみですが、1級建築士施工管理技士は監理技術者、主任技術者になれます。

 

知名度は低いものの技術士は文部科学省所轄の国家資格、受験は建設に化学、電気や機械科目からの選択です。

技術士資格特権があり、社内外においての信用力もアップします。

 

希少性が高く昇進や昇給にも有利、政策を理解することで広がるのは視野です。

技術者不足の建設業界にあり、1級建築施工管理技士も不足の状態、そのため有資格者であることが転職時にも好条件につながります。

 

建設業界で極めて高い評価を得られるのも一級建築施工管理技士、昇進や昇給でも有利になる国家資格です。