建設現場や工事現場において欠かすことができない施工管理職、業務的に目立つわけではありませんが、施工管理技士の資格を持つ人材は必須の存在です。
工事現場ではスケジュールをはじめ品質管理に安全管理も仕事のうち、必要に応じて作業員を増やしたり減らしたりその調整をするなど、総合的に管理をすることになります。
施工管理職の仕事に施工管理技士の資格は必須？
施工管理技術検定の試験を受けて合格をすることで手に入れることができるのが、四大管理の内容がベースになる施工管理技士の仕事に活かせる、施工管理技士の資格です。
幅広い仕事となる施工管理の仕事ですが、施工管理技士の資格を取得した人材でなければ、施工管理技士に関わる仕事に携われないわけではありません。
国家資格となる施工管理技士の資格の試験を受け合格していなくても、施工管理職として活躍することはできます。
しかし施工管理職を目指すなら、施工管理技士の資格は取得することに損はありません。
理由は施工管理技士の資格を持つ者が工事現場には求められるためです。
1つの現場で働く労働者全員が施工管理技士の資格を得ている必要はありませんが、1名は必ず施工管理技士の資格を持つ人材が必要になります。
掘り下げると1級と2級があるのも施工管理技士の資格、建設現場など各種工事現場で力を発揮できるチャンスです。
業界から求められている施工管理技士の資格
すでに多くの施工管理職として働く人たちが試験を受けて取得しているのが施工管理技士の資格、景気の良い建築業界において施工管理技士の資格を持つ人材は高いニーズがあります。
その証拠に施工管理技士の資格を持つ者に対して、企業によっては資格手当を用意するケースもあるくらいです。
主任技術者やもしくは監理技術者になるチャンスがあるのも施工管理技士の資格を得ることの利点、もしもこうした資格を取得していなければ、主任技術者や監理技術者として認められることはありません。
級があるのも施工管理技士の資格ですが、2級施工管理技士は主任技術者に、1級施工管理技士や一級建築士は監理技術者として活躍できる国家資格です。
また資格として種類があるのも施工管理技士の資格、建築施工管理技士をはじめ電気通信工事施工管理技士や土木施工管理技士など全部で7つあります。
検定のスケジュールとして年に2回あるのが2級1次検定、年に1度のチャンスとなるのは2級2次から1級2次です。
施工管理技士の資格検定を受けるための条件
学科試験に実地試験のダブル合格により施工管理技士の資格取得が認められたのは旧制度であり、令和3年度からは変更されました。
名称が変わり第一次検定と呼ばれるのは学科試験、第二次検定は実地試験です。
施工管理技士補は、第一次検定に合格することで得られます。
施工管理技士の資格の試験を受けるにあたり、受験条件を満たしていなければなりません。
第一次検定の受験資格は2級施工管理技士試験にパスしていること、種目としては同じものになります。
実務経験に関しては、学歴に応じて異なり、高等学校卒なら10年以上で大学卒以上なら3年以上です。
2級施工管理技士の場合、実務経験は必要がありません。
第一次検定は有資格者の場合免除となることもあり、実務経験をほかの資格があることで短くできることもあります。
年齢も条件のうちに含まれており、2級施工管理技士第一次検定を受けるためには、17歳以上であることも受験資格条件です。
まとめ
建築現場での作業が問題なくスムーズに進めるように、工事の与えられた納期を厳守するためにも、活躍をするのが施工管理技士の資格取得者です。
施工管理技士の1級を持っていると、監理技術者はそれぞれの現場での業務を行い、専任の技術者は特定建設業における営業所で活躍することになります。
