ー施工管理技士とは?仕事内容や資格を取得するメリットを解説ー
「施工管理技士ってどんな仕事をするの?」
「施工管理技士を取得するメリットがわからない」
施工管理技士とは、各工程が計画通りに進むよう管理・監督する仕事を専門とする国家資格です。建築業界でのニーズの高い資格の一つで、会社から資格取得を求められるケースも少なくありません。
しかし、仕事内容や取得するメリットがわからず、不安を感じている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、施工管理技士の仕事内容や資格を取得するメリットについてわかりやすく説明します。
施工管理技士とは
施工管理技士とは、建設業法27条で定められた国家資格の一つ。主な役割は工事現場での施工管理で、工事関係者をまとめ、現場全体の指揮や管理をする重要なポジションです。
ここからは、施工管理技士の種類や仕事内容について詳しく解説します。
施工管理技士の仕事内容
施工管理士を簡単に説明すると、施工全体の管理を担う資格です。作業そのものを行うわけではなく、施工現場を含む工事全体が計画通りに進むよう管理・監督をします。
スケジュール管理だけではなく、現場の安全管理や施主の要望や予算に合わせた施工計画、品質管理などさまざまな業務に携わります。施工の規模の大きさによっては、施工管理の仕事量が多く責任も大きくなってしまうため、複数人で行う現場も少なくありません。
施工管理技士の種類
施工管理技士には複数の種類があり、それぞれ1級・2級と難易度が分かれています。種類は「建築施工」「土木施工」「電気工事」「管工事」「造園施工」「建設機械」「電気通信工事施工」の7つです。
どの資格を取得する場合でも、2級の第一次検定は満17歳、第二次検定は必要となる実務経験年数を経ていれば受験できます。また、1級は必要となる実務経験年数を満たしていれば受験可能ですが、学歴によって必要な年数が異なる場合が多いため注意が必要です。
他の資格を所有していれば、試験が免除となる場合もあるので、事前に取得する資格について十分に確認しておきましょう。
施工管理技士の難易度
施工管理技士の難易度は、検定の種類によって異なります。受験資格を得るために時間がかかることもあり、簡単に取得できる資格とはいえないでしょう。
直近の合格率はすべての種類の1次・2次合わせて30~80%です。その中でも「建築」と「建設機械」は1次検定の合格率が30%台と、他の物と比較すると難易度が高いといえます。
ただし、同じ建築関係の資格である電験三種や一級建築士は合格率10%前後であるため、手の届かない資格というわけではありません。資格取得に向けて、計画的な対策を取る必要があるでしょう。
施工管理技士を取得する3つのメリット
ここからは、施工管理技士を取得するメリットを紹介します。資格取得をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.「監理技術者」や「主任技術者」を目指せる
建設業法により、建設現場には「監理技術者」もしくは「主任技術者」の配置が義務付けられています。監理技術者を担える国家資格には一級建築士の他に1級施工管理技士が、主任技術者は2級施工管理技士が該当します。
施工管理技士の資格を取得することで、幅広い現場での活躍が期待できるでしょう。
2.「専任の技術者」になれる
建設業の営業許可を受けるためには、各営業所で特定の資格や経験を有した「専任の技術者」の配置が欠かせません。例えば一般建設業は、1級または2級施工管理技士、特定建設業は1級施工管理技士の資格取得者が該当します。
3.キャリアアップや転職で有利
施工管理技士の資格保有者は、企業側からのニーズが高い存在です。そのため、企業によっては資格手当が支給されたり、一時的な奨励金が支払われたりなど給料のアップが見込めます。
また、さまざまな工事を担当し実績を積み、工事現場で監理技術者などの重要な役割を経験できるため、転職にも有利といえるでしょう。
まとめ
今回は施工管理技士の仕事内容や種類、難易度について解説しました。
資格を取得するメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- ①「監理技術者」や「主任技術者」を目指せる
- ②「専任の技術者」になれる
- ③キャリアアップや転職で有利
施工管理技士を受けるには、年齢制限や実務経験など、受験資格を得るために時間が必要です。また、試験に合格するためには、計画的な対策を取る必要があるでしょう。
株式会社 ティ・エフ・シーでは施工管理技士を大募集しています!
会社名:株式会社 ティ・エフ・シー
住所:〒492-8208 愛知県稲沢市松下1丁目2-1 国府宮ビルディング3F
TEL:0587-33-5551
営業時間:9:00〜17:00 定休日:土曜・日曜
業務内容:空調・換気設備工事 / 給排水・衛生設備工事