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施工管理技士とは?施工管理技士の種類なども解説

 

建築業法にて定められている7種類の施工管理技術検定に合格したもののみが施工管理技士になることができます。
いずれも国家資格ですから難易度は高めです。確かに資格がなくとも建築現場で働くことは可能ですが、
より高い給与・条件の良い現場で働きたいというのであれば施工管理技士資格を持っていて損はありません。
7種類とも1級と2級があり、仕事内容としては同じですが1級の方が取り扱える工事現場の規模に制限がないので、
公共施設に大型店舗・高層マンションといったお仕事にも携われるという魅力があるのです。
取得するためには、ただ闇雲に勉強するだけでなく実務経験も必要となるので注意が必要です。

 

施工管理技士資格として定められた7種類ですが、
具体的には「建築施工管理技士・土木施工管理技士・電気工事施工管理技士に管工事施工管理技士
・造園施工管理技士・建築機械施工管理技士・電気通信工事施工管理技士」とあります。
大工工事や建築工事に関する知識や技術はもちろんのこと、

電気工事や空調・上下水道に造園・建設機械・電話やインターネットといった
電気通信関係と幅広い知識が必要ですから、毎年3人から4人に1人の割合でしか合格はしません。狭き門なのです。
独学でも勉強することは出来ますが、より効率よく勉強をしたい・集中できる環境を手に入れたいというなら

資格学校に通うことも考えた方が良いでしょう。
過去問を分析したり試験の出題傾向を調べ上げたうえで教えてくれます。

 

何しろ7種類、どれもこれもすべて覚えて理解するのは大変です。ちなみに、昔は6種類でした。
ここ最近、どんどんインターネットやモバイルネットワークが拡大していっているのに合わせて
電気通信工事施工管理技士に関しては2019年に新設されたのです。

 

そもそも建築業界自体が慢性的な人材不足、職にあぶれるようなことは無いでしょう。
ですが、その中でも福利厚生を含めた条件の良い会社とそうではないところで差はあります。
有資格者を多数管理していることは企業としての魅力度アップに繋がります。

なので資格を持っている方が有利な企業に就職しやすいのです。
1級施工管理技士であれば監理技術者となることができます。
2級施工管理技士も主任技術者として働くことができて、年齢を重ねるにつれて肉体労働を続けるには限界がくるでしょう。
資格を持っていれば上の立場に立つことも可能、将来的にもこの業界で働き続けることができるのです。
具体的に何らかの作業をする技術力を求めているのではなく、
施工計画を作成したり工事の工程を管理する能力があるか、

品質を高く保つことができるか・安全は確保できているかを図る資格です。
つまり、工事の現場監督として人々を動かす力があるか、

より効率よく安全性高く進行させていくことが可能であるという証明なのですから、
取得=上の立場としてやっていける未来が待っているわけです。難易度が高いのも当然でしょう。

 

ちなみに、それぞれの合格率については国土交通省が発表しています。1級2級ともにすべてマークシート方式です。
とにかくすべての問題に答えるようにしてくらいついていくしかありません。
学科試験と共にいずれも実地試験がありますが、これらは決して実技試験というわけではありません。
実は自由論述型式となっているペーパーテスト、文章力も必要となるのです。

 

現場監督となるのであれば実際に自分が動けるかではなく人々をどう動かすかが重要なのですから、試験内容も当然です。
ただ、例外として建設機械施工管理技士については機械操作の実技試験もあります。
そもそも四年制大学卒の方であれば3年以上・高卒ならば10年以上の実務経験がないと1級は受けることはできず、

その間に十分実技の能力は磨かれているのです。