株式会社 ティ・エフ・シー

【施工管理のやりがいとは?仕事の魅力や必要とされる能力を解説】

 

建設工事において施工管理の存在は、さまざまな管理業務を行わなければならない建設現場にとって必要不可欠です。
建物を設計図通りに施工するために現場作業の施工管理に加え、関係する専門工事業者との調整、
建築士との連携など、現場以外での仕事も含まれます。
そんな大変な仕事に、いったいどんな魅力や、やりがいがあるのでしょうか。
この記事で詳しくご紹介します。

 

■施工管理のやりがいとは?

様々な管理を一手に引き受ける施工管理の仕事には、どのようなやりがいや魅力があるのでしょう?
まず一つ言えるのは仕事の需要があることの「安定性」です。
施工管理の仕事は、新規建設だけに限らず、改修工事や老朽化による建て替えなどにも関わる需要の高い仕事です。
その需要は建物だけに留まらず、ダムや道路、橋やトンネルなどがある限り、簡単に衰退することはないでしょう。
そして二つ目が「高い給与と成果報酬」です。
施工管理職は建設業の中でもスキルが必要で、かつ責任重大な業務であることから、給与が高いという魅力があります。
また、工期の遵守や無事故による完了など、徹底した施工管理に対しても、成果報酬が発生する場合もあります。
施工計画を練り、作業工程を管理し、たくさんの職人たちの仕事や安全に気を配るなど、簡単な仕事ではありませんが、
仕事の成果を強く実感でき、相応の評価が期待できるでしょう。
さらに三つ目が「形に残る仕事ができる」ということです。
建設の仕事は、無事にやり遂げることができれば、後世に残る建物を造ることできます。
完成した建築物はまさに大勢の人が力を合わせて作った“巨大な作品”です。
その圧倒的な存在感を持つものに、施工管理として携わることで大きな自信と誇りを得られるでしょう。

 

■施工管理に必要な3つの能力

大きなやりがいと魅力にあふれる施工管理職ですが、誰にでもできる仕事というわけではありません。
建設現場で重要な役割を持つため、ストレスも多く、実際には施工管理職に向いている人と向いていない人がいます。
では、施工管理に向いている人には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。

先ず1つ目は「コミュニケーション能力」です。
施工管理職は、現場作業にあたる作業員や、ベテランの職人からの信頼を得るためには、

話し方を工夫し、自分の意見を相手に納得してもらう必要があります。
加えて、発注元のクライアントとの打ち合わせなどで、相手の要望を正確に把握しなければならないため、
聞き取る力も必要になります。そのためにもコミュニケーション能力は必須なのです。

そして2つ目が「リーダーシップ」です。
施工管理職は、建設現場全体の指揮を執らなければならないため、強いリーダーシップも必要です。
健全なリーダーでいる自信がないと、その不安は部下に伝わり、

思わぬ事故やトラブルの引き金になる恐れも考えられます。

そして最後の3つ目は「危機管理能力」です。
危険が潜む建設現場では、事故防止の安全管理が重要です。

危険を事前に察知する危機管理能力は、施工管理職にとって必要不可欠な素質です。
逆に言えば、施工管理の仕事をしているうちに、これらの能力を身に着けていくことができるということが、

大きなやりがいであり、魅力とも言えます。

 

■まとめ

施工管理者は、建築現場において欠かせない中心的な存在です。
建設業界がこの先も続く限り、施工管理の需要は途絶えることはないでしょう。
しかし、現在の建設業界は深刻な人材不足で、人手を確保するために、求人募集をかける企業が多くなっています。
また、長時間労働の是正や給与形態の見直しなどの働き方改革にも力を入れています。
施工管理の仕事は責任が大きく大変なこともたくさんありますが、

その分の見返りや得られるものも多いので、やりがいのある職業だと思います。