施工管理技士の仕事内容を紹介:建設現場で欠かせない施工管理を詳しく
施工管理技士は、建設工事の現場で施工管理と呼ばれる仕事を受け持っています。
建物を建てる工事では、敷地をならすところから始めて、基礎作りや建物本体の建築、電気配線など多彩な作業が必要です。
これら一連の仕事を予定通りに、滞りなく進めるために活躍するのが、施工管理技士です。
1.施工管理技士とは
施工管理技士は国家試験に合格し、資格を取得した者だけが名乗れる職業です。
1級及び2級が存在し、業務内容のカバー範囲が異なっています。
工事現場において施工管理を行うための高度な知識・技術を身に着けているのが施工管理技士で、今日の建築業では必要不可欠な存在です。
2.施工管理技士ってなんで必要なの?
建築工事の仕事には、一つの建物を建てるだけでも、多数の業者が関与します。
足場、コンクリート、塗装など、それぞれに専門分野を持った業者が参加して、一個の建物を作り上げるのです。
そこで、いつ、どの業者がどんな作業をするかを決めていくのが、施工管理技士の主な仕事内容。
もしも、それぞれの業者が入り乱れて仕事をすると、工期を守るのは難しい上、作業中に事故が発生するリスクも高まるでしょう。
そこで、いつ、どんな作業をするかを計画して、工事のスケジュールを最適化していくのが、施工管理の役割とされます。
作業に携わる業者も、しっかりと予定がわかっていると、いつ現場に行って何をすればいいのか計画を立てやすいわけです。
現場の明け渡しや仕事の引継ぎも、スムーズに行えるでしょう。
3.施工管理技士が行う仕事内容の概要
施工管理技士の具体的な仕事内容は、主に5つの分野にわかれます。
まず、スケジュール通りに作業が進むように配慮する、工程管理です。
予め施工計画を定めておいて、その期限に間に合うように建物が完成するようにチェック・調整します。
人材の配置や資材の調達、重機の確保など色々な作業が含まれるのが特徴です。
次に、安全管理も欠かせません。
建設現場は常に危険を伴いますから、施工管理においては、作業員はもちろん、一般人が事故に遭遇しないように注意する必要があります。
具体的には、消火設備などの安全対策を施し、一般人が立ち入らないように標識を掲げるなどの配慮を行います。
建築物に関しての品質管理も、施工管理技士の役目です。建物や資材の強度が充分か、寸法などが基準を満たしているかなどをチェックします。設計図通りに建物を完成させるために、重要な仕事です。
他にも、予算に関する原価管理も施工管理技士が受け持ちます。
一個の建築物を作るには、多彩な資材が使われ、関係するスタッフも少なくはありません。
もしも、どんぶり勘定で工事を進めていくと、簡単に予算をオーバーするでしょう。
原価管理では当初の見積もり通りの費用で工事が進むよう、資材発注などをコントロールしていきます。
最後に、現場における意思疎通をスムーズにする役割も、施工管理技士の大切な仕事内容です。業者同士で連絡を取り合ってスケジュールを決めるのは、合理的とは言えません。
そこで、施工管理技士が各業者とコミュニケーションをとって、連携をスムーズにしていくわけです。
後は、上記5つに付随する業務として、打ち合わせや書類作成、現場への指示などの業務が含まれます。
このように覚えないとならない業務が多く、毎日の仕事量も膨大。しかも、スケジュール通りに仕事が進まなくなったり、問題が生じたりすると、その処理も仕事内容に含まれるので、何かと大変なことが多い仕事と言えるでしょう。
まとめ
施工管理技士の具体的な仕事内容を紹介してきました。建設工事を滞りなく進めるために中核的な役割を果たし、予算や後期に無駄が生じないように調整するのが仕事です。
難易度が高い仕事と言えるので、建築工事の際には、実績や技術力がある会社を選びたいものです。
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