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私たちの生活に必要な衛生設備工事と管工事施工管理技士

 

 

衛生設備工事とは私たちの生活にどのように関わっているのか、

また衛生設備工事にはどのような種類があって、どのような資格が必要なのかをご紹介したいと思います。

 

衛生設備工事と私たちの生活との関係とは

衛生設備工事とは、給水や排水などの配管施工、キッチンやトイレなどの衛生器具の据付け、

浄化槽などの衛生設備機器の据付けなどがあります。
この他に、排水桝や雨水桝の設置などもあります。
衛生設備工事とは、私たちが水道を使って排水をするまでの全ての行程が衛生的に流れていくようにする工事を行います。
このような理由から衛生設備工事とは、私たちの生活になくてはならない工事となっています。

 

管工事施工管理技士とは

衛生設備工事を行うためには、管工事施工管理技士という国土交通省管轄の国家資格が必用になります。
この資格を持っていると、冷暖房設備工事、給排水・給湯管設備工事、ダクト工事、浄化槽工事、ガス配管工事など、

自宅や職場など生活する環境で必要な配管工事を行うことができるようになります。

衛生設備工事を行うために必要な管工事施工管理技士という資格は、どのようにして取得するのでしょうか。
また、取得するとどのようなことができるようになるのでしょうか。

管工事施工理技士という資格には1級と2級があります。
受験するに当たっては、最終学歴ごとに最短でも1年以上、長いと15年以上の実務経験が必要となります。
詳細は、受験資格をご確認ください。

試験は、学科試験と実地試験があります。
学科試験では、機械工学や建築工学、施工管理法、法規について問います。
機械構造の理解、建築図面の読み取りといったことが必要となります。

実地試験では、施工管理法の理解について記述式で問われます。

この試験の合格率は、以下の通りとなっています。

2級
学科試験:50~60%
実地試験:40~50%

1級
学科試験:50%
実地試験:50%

この試験に合格すると、現場において配置が定められている主任技術者として

管理監督業務を行うことができるようになります。
工事の計画から予算管理、安全管理、品質管理といった衛生設備工事などの

管施工に関わる全ての行程に携わることになります。
また、この資格を取得することで更に上位の資格である建築設備士の受験資格を得ることができます。

なお、令和3年4月より建築業法などの改正により「技士補」という資格ができました。
これに伴い管工事施工管理技士の試験も、学科試験が第一次検定、実地試験が第二次検定と名称が変わりました。
「技士補」とは、第一次検定に合格した人に与えられます。
技士補の資格を取得して以降は、第二次検定の試験のみで技士を目指すことが出来るようになりました。

また、この技士補を現場の専任管理者として置くことで、

技術管理者は同時に複数の現場を管理監督できるようになりました。

 

まとめ

私たちがどこで生活するにしても必要となる衛生設備工事ですが、

このような資格を持った人たちが安全で衛生的に過ごせるように施工してくれていることが分かりました。
この資格取得にあたり、独学では難しいところがたくさんあります。
通信教育やセミナーなどが開講されているようなので、

実務経験を重ねながらそこで集中的に勉強して試験に挑むのが最短ルートになると考えます。

管工事施工管理技士をどのようにして、取得するのかということも知ることができました。
「技士補」という資格が新設され、これまでは学科試験合格から2年以内という学科試験免除の期限が撤廃され、

管工事施工管理技士という資格を目指しやすくもなりました。
この「技士補」の新設によって、昨今叫ばれている建築業界の人手不足に対応することができるのでしょうか。

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